【宿泊レポ】懐かしさと快適さが融合した魅力満載のラグジュアリーホテル「ザ・ホテル青龍 京都清水」

日本屈指の観光地、京都。今年は祇園祭も開催され、多くの見物客で賑わいを見せました。そんな京都へ訪れる機会ができたら、ぜひ泊まってみたいと思っていたホテルがあります。それは、歴史的価値のある元清水小学校の校舎を活用したヘリテージホテル「ザ・ホテル青龍 京都清水」です。

念願叶い訪れた「ザ・ホテル青龍 京都清水」についてご紹介します。

国内外から多くの観光客が訪れる、京都。なかでもトップクラスの人気を誇る清水寺エリアに建つ「ザ・ホテル青龍 京都清水」は、明治2年に開校し、昭和8年に現在の場所に移転・新築された元清水小学校の校舎を活用し、当時の意匠を継承しながら、モダンで快適性を併せ持つラグジュアリーホテルとして2020年3月に開業。

最寄りのバス停を降り、清水寺へ向かう坂を上っていると左手に現れる「ザ・ホテル青龍 京都清水」への入り口は、青々とした竹とレトロモダンな雰囲気の建物、法観寺・八坂の塔がお出迎え。

元管理作業員室だったというロビーは、天井や柱など当時の内観そのままを活かした造りとなっていて、とってもモダン！約90年前に建てられたとは思えないモダンさに驚きますが、それが小学校だったというのだからさらに驚きです。

中庭には懐かしい赤い郵便箱や京都市立学校・幼稚園名木百選に選定されたオガタマノキなど、当時の面影を残す風景が楽しめます。

廊下を抜け、ゲストラウンジへとつながる通路には、小学校だった頃の思い出を残すアーカイブコーナーが設けられています。

この先には宿泊者専用のラウンジがあり、素敵な眺めと心地良い空間の中で、こだわりのドリンクやフードを楽しむことができます。

さらには、「一保堂茶舗」の抹茶の粉を使って抹茶を点てるお点前体験や、豆からコーヒーをいれるセットも用意されています。

ちょうど訪れた時期が祇園祭の頃だったこともあり、お点前体験で使用する茶碗も山鉾が描かれたデザインのものが特別に並べられていたので、迷わずこちらをチョイス！

法観寺・八坂の塔が目の前に見える特等席でいただく一服のお茶は、日頃の疲れを癒してくれます。一緒にいただく干菓子も季節によってデザインが変わるのだそう。

館内には建築当時のデザインが保存され、活用されており、階段や廊下といった共用部では梁や腰板張りなど、当時をしのばせる装飾も多く、見ていてとても飽きません。また、京都にゆかりのある作家の作品など、多彩なアートにも注目です。

さて、お次は客室をご紹介しましょう！ホテル内には48室の客室があり、15タイプが用意されています。今回宿泊したのは、中庭を挟んだ2階にあるスーペリアキング。元々は教室として使われていたお部屋ということで、宿泊された卒業生の中には自分の教室だったお部屋を希望する方もいるそうです。

私も自分の出身校がこのような素敵なホテルに生まれ変わったりしたら、絶対ゆかりのある部屋に泊まってみたくなっちゃう！小学校が閉校になってしまったのは残念ですが、このようにまた訪れることができる場所として残るのは嬉しいですよね。

大きな窓から望む風景を眺めていると不思議ととっても落ち着き、静かな時間が流れています。窓辺にある机の上に置いてある写真集を見ながら当時に想いを馳せ、ノスタルジックな気分にも。

明るくゆったりとした作りの部屋には寝心地良いベッド、オシャレなテーブルセット、素敵な茶器でいただくティーセット、充実かつこだわりのアメニティーの数々など、旅先での非日常感も味わえつつ、自宅のような寛ぎ感も併せ持つ素敵な客室です。

プレミアムツイン パゴダビュー

この他にも、広々としたテラス付きの客室や、眼の前に法観寺・八坂の塔がある客室など、魅力溢れる客室が用意されています。

また、このホテルには客室以外にも貸切のプライベートバスが用意されているのもユニーク。お部屋のバスルームもとても広々としており、バスソルトも用意されているので、十分に寛げるのですが、小学校時代の講堂だったという空間は3m以上の天井高で、かなりの非日常感。

カップルやファミリーの方と特別なバスタイムを過ごしたい時は、貸切のプライベートバスもオススメです！

お楽しみのディナータイムは、ホテル敷地内にあるフレンチレストラン「ブノワ 京都」で♪ 次のページでご紹介します。

続きはコチラへ≫≫≫アラン・デュカスが設立したデュカス・パリが監修によるフレンチレストラン「ブノワ 京都」でディナータイム