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【広島と島根を巡る旅】世界遺産の石見銀山や三瓶山でアクティブに楽しむ!縁結び祈願も<島根編>

歴史、文化、自然の魅力に溢れる広島県と島根県。女子旅にもピッタリなスポットも多いこの両県は、お隣どうし!ということで、まとめて巡ってみるのはいかが。広島と島根の見どころや楽しみ方を含めて、アクティブに楽しむ女子旅プランについてご紹介します。今回は<島根編>です。

【広島と島根を巡る旅】宮島名物グルメにオリジナルお守り作り♡アートな新スポットも<広島編>

ヨーロッパからも注目されていた日本の銀鉱山「石見銀山遺跡」を巡る

石見銀山遺跡は、2007年に鉱山遺跡としてはアジアで初の世界遺産に登録。石見銀山は1527年に発見された当時、山には木は生えておらず、銀が表面に見えていたのだそう。この銀がお金になることが分かり、採掘を始めたのですが40年ほどで採れなくなってしまったそう。その後、山の下にあるということが分かり掘り始め、1923年の休山まで約400年にわたって採掘されてきました。

16世紀から17世紀、世界的にも有名な銀の産地だったのですが、中国に輸出していた時に安くて上質だと評判になり、それを知ったポルトガル人が種子島にやってきて南蛮貿易が始まったことで、日本の銀鉱山としてヨーロッパ人に唯一知られた存在だったといいます。

世界遺産となっている鉱山は、2007年当時12個ありましたが、全てはげ山でした。でも石見銀山は、緑に覆われ自然環境と共存した産業遺跡であることも高く評価されている点です。

お手製のフリップなどを使い、とても分かりやすく説明して下さった
石見銀山ガイドの会 会長の安立 聖さん

実際にどのような状況で作業されているのかを知れる「龍源寺間歩」は、公開されている唯一の坑道。江戸時代中頃にされたもので、長さは600mに及びます。石見銀山は採掘など全ての工程を、自然に配慮され手作業で行われていたので、ノミで掘り進んだ後がそのまま残っています。狭くて明かりも乏しい中、コツコツとノミだけで掘り進めていたのかと思うと、いかに過酷な仕事だったのかが伺い知れます。

【龍源寺間歩】
住所:島根県大田市大森町二183番地
アクセス:大田市駅 バス 30分 大森下車、徒歩40分
料金: 大人(高校生以上)410円(310円)
子供(小学生以上中学生まで)210円(150円)
※( )内は20名様以上の団体料金
※幼児は無料

龍源寺間歩だけでなく、銀を運んだ街道や銀を積みだした港も残っていることや、鉱山町や港町は当時の街並みや自然などに配慮し、地元の人たちが石見銀山を守り、今なお人々が住み続けている周辺地区も含め世界遺産になっているという、世界でも珍しい世界遺産なのです。

そのため、美しい街並みを守るために交通規制されており、マイカーで観光することができません。基本的には徒歩で散策することになるので、歩きやすい靴と服装でお出かけ下さいね。

これらの世界遺産群をまわる前に鉱山の歴史や技術を展示し、その重要性を伝えている「石見銀山世界遺産センター」で予備知識を入れたり、ガイドさんをつけるとより理解できるのでオススメですよ。


石見銀山領の中心地でもあった「大森地区」には、昔ながらの伝統的な町並みが保存されており、こちらも重要文化材に指定されています。自販機も景観にあわせて木造のフレームとなっており、町並みにも馴染んでいます。


遺産巡りの途中で立ち寄りたいカフェや食事処も!今回は築100年の古民家を改造した「cafe 住留(カフェ ジュール)」でランチタイム。外観は純和風の古民家ながら、中に入るとモダンでオシャレなカフェです。

オススメは限定10食のランチメニュー「住留ランチ(1,500円)」。しまね和牛のすじ肉と地元産の玉ねぎをじっくり煮込んだ人気メニュー「牛すじトロトロハヤシ」をはじめ、お野菜の旨みが堪能できるサラダやグラタンなど、バリエーション豊かな味わいがワンプレートに詰まっています。

Cafe 住留
住所:島根県大田市大森町ハ206
営業時間:11:00~日暮れ時 ※夜は予約のみの営業 営業時間・定休日は変更となる場合があるので、来店前に店舗にご確認ください。
定休日:不定休

石見銀山は世界遺産になった後も、そのために街の景観を変えたり、使われていない民家を急に店舗に変えることはなく、人々の生活を変えないまま保存されているなど、実際に歩いて遺跡群を回ってみて、なぜこの場所が世界遺産に認定されたのかを実感できました。じっくりと時間を掛けて巡りたい、オススメの世界遺産です。

E-BIKEでアクティブに!三瓶山の雄大な景色を楽しむ

島根県のほぼ中央、大田市と飯南町にまたがり位置する「国立公園三瓶山」。男三瓶と女三瓶と呼ばれる山のすそ野には、草原が広がり放牧がされるなど、雄大な景色をE-BIKE(電動アシスト付き自転車)で巡ってきました。

ちょうど訪れた時に見頃を迎えていた浄善寺の大イチョウは圧倒的な美しさでした

三瓶山は島根県のほぼ中央にあるため、県内はもちろん広島などの近隣県からのアクセスも良好。島根県・太田市にある「国民宿舎 さんべ荘」が行っているE-BIKE体験ツアーでは、三瓶の地元ガイドさんが一緒にサイクリングに出掛けて案内してくれるのですが、地図では分かりにくいようなオススメスポットや、参加される方の体力や希望の時間、スタイル等に応じてカスタマイズしてくれます。普段、運動不足な筆者も快適に、季節を感じられる絶景を堪能でき、初めてのE-BIKE体験を楽しめました。

国民宿舎 さんべ荘

島根に行ったら絶対にハズせないパワースポット「出雲大社」


言わずと知れた“日本一の縁結びの神様”として全国的に有名な、大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)が祀られている「出雲大社」。縁結び=恋愛の神様として、女子旅のスポットとしても人気ですが、男女間に限らず人々を取り巻くあらゆる繋がりのご縁を結ぶものとされ、初詣や祭礼の時期には、縁結びや開運のお守り、御朱印を求める人の行列ができます。


今回は11月の神在月に訪れたこともあり、日が暮れても賑わいをみせていました。大国主大神が祀られている御本殿の前にある大きな赤い丸は、かつての巨大神殿の柱の跡!

平安時代の出雲大社の形は現在と大きく違っており、16丈(約48m)の壮大な建物であったといわれています。2000年に出雲大社境内から、直径約1.35mの巨木を3本組にして1つの柱とする巨大柱が発見されたので、より信ぴょう性が高まっているのだそう。平安時代を想定した1/10の出雲大社本殿の復元模型が宝物殿に飾られているので、ぜひこちらにも足を運んでみて!

今回は時間が足りず、駆け足での訪問となったので、次回は稲佐の浜からスタートして隅から隅までじっくり参拝したり、名物の出雲そばやぜんざいが楽しめるお店などが軒を連ねる表参道もゆっくり見て回りたいものです。

出雲大社
所在地: 〒699-0701 島根県出雲市大社町杵築東195
参拝時間:6時00分~19時00分

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今まで広島県と島根県がお隣同士ということに意識が向いたことがなかったのですが、実際に訪れてみると意外と近くて、気軽に両県を旅行することができることを知れました。広島もしくは島根に訪れる際は、この両県を組み合わせた旅行プランを考えてみてはいかがでしょうか。

島根県公式観光情報サイト「しまね観光ナビ」
ひろしま観光公式サイト「Dive!Hiroshima」
ひろしま観光アプリ KINSAI

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