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隠岐・海士町の美食と文化に触れる!絶景望むEntôで何もしない贅沢を【隠岐でリトリート女子旅】
2024/06/28
2013年に「世界ジオパーク」に認定された「隠岐諸島」。今回は隠岐の島町からフェリーに乗って海士町へ移動し、まさにリトリート女子旅な体験をご紹介します!
前回ご紹介した隠岐の島町(島後)から海士町へは隠岐汽船のフェリーに乗って1時間ちょっとの船旅です。フェリーに乗ると、一気に島旅をしている気分が高まります♪港への到着が近づいてくると海士町発祥の隠岐民謡「キンニャモニャ」が流れてくるというのも旅情を誘います。
ランチタイムは島の名物「寒シマメ漬け丼」を堪能
海士町のある菱浦港に到着したら、フェリー乗り場、レストラン、売店などがある「キンニャモニャセンター」の2階にあるレストラン「船渡来流亭」でランチタイム!
「船渡来流亭」は、目の前に広がる海を見ながら寛げる解放的なカフェレストランで、島の名物や創作メニューが楽しめます。
やはりここは島の名物を堪能したい!ということで、数あるメニューの中から「寒シマメ漬け丼」をチョイス。冬の厳しい寒さの中で締まった肉厚の身を持つ「寒シマメ(スルメイカ)」と、新鮮なイカ肝を醤油に漬け込み作られた肝醤油と和えた寒シマメ肝醤油漬けをごはんの上にのせて楽しむのですが、島ではスルメイカのことをシマメと呼ぶのだそう!
小鉢の島豆腐とデザートの紅茶ゼリー以外の、生卵、薬味、寒シマメ肝醤油漬けをご飯の上にのせ、よーく混ぜて食べます。寒シマメのコリコリっとした食感と肝醤油の濃厚な旨味、卵のまろやかさなどが相まって、箸がすすむ!すすむ!ご当地名物を堪能するのは、やはり旅の醍醐味ですよね。ぜひ味わってほしい一品です。
【船渡来流亭】
営業時間:ランチ 11:00~15:00(L.O.14:30)、ディナー 貸切営業のみ(利用時間要相談、要予約)※営業時間は季節によって変動する場合あり
定休日:定休日なし
後鳥羽上皇を祀った「隠岐神社」へ参拝
古代より神々が宿る地とされてきた隠岐諸島には100を超える神社があるということで、隠岐 島前・島後神社マップが用意されています。隠岐に訪れるまでは“流刑の地”や“島流し”というちょっぴり負のイメージがあったのですが、隠岐は天皇など高貴な方々が配流された島で、それは身分が高い方々が配流されるにふさわしい豊かな自然や歴史文化を有していたからと言われています。
神社マップを見てみると、菱浦港から車で8分ほどのところに、鎌倉時代に海士町に遷られた後鳥羽上皇にまつわる「隠岐神社」があると知り、訪れてみました。
昭和14年、後鳥羽上皇の700年祭の年に御神徳をひろめるために創建された隠岐造りの神社で、鳥居をくぐると隠岐一とたたえられる桜並木が続いています。お参りするために本殿に近づくと、凛とした空気に包まれ、厳かな雰囲気を感じました。
周辺には後鳥羽上皇が住まいとしていたお寺の跡地や、後鳥羽上皇に関する品々が展示された「後鳥羽院資料館」、海士町で作られた和菓子やパン、土産物を販売する「つなかけ」もあるので、併せて立ち寄ってみるのもオススメです。
【隠岐神社】
住所:隠岐郡海士町海士1784
交通アクセス:菱浦港からバス15分、隠岐神社前下車
駐車場:あり 30台(無料)
目の前に広がる絶景と美食を堪能できる「Entô」で贅沢なひとときを
海士町に訪れたなら、ぜひともチェックしてほしい宿泊施設「Entô(エント)」。むしろここに滞在するために訪れたいと思えるほどの「Entô」は、本館「Entô BASE」と別館「Entô Annex NEST」、2つの棟から構成されており、NESTとBASEを合わせた全36室は、すべてオーシャンフロントです。
今回宿泊したのは、2021年新築の別館「Entô Annex NEST」。全客室がオーシャンフロントとあって、重厚な木の扉を開けると、プライベートテラスが!レストチェアとテーブルもあり、目の前に広がる島前カルデラを時間も気にせずボーっと眺めていられる・・・。既に最高なのですが♡ 部屋の扉を開けたら思わずため息が漏れてしまうほど、開放的な空間が広がっています。
どこを切り取っても画になる景色を眺めていると、まるで自分までもが自然の中に溶け込んでいくよう。行き交う船や時間とともに変化する空や海の色など、見ていて飽きることはなく、むしろ贅沢すぎる時間。
スマホやパソコンが欠かせない昨今、デジタルデトックスが必要な時も。まさにそんなデジタルデトックスをしたい時にピッタリで、お部屋には敢えてテレビも置いてありません。(希望すれば貸し出し可能)
着心地の良い部屋着や、こだわりのティーやご当地のお菓子、島根県産の竹歯ブラシや無刺激のオールインワンシャンプーなど、環境に配慮した地元のアメニティと、どれもこれもワクワクしてしまうものばかり!気に入ったアイテムはホテルのショップで購入できるというのも嬉しい!
さて、ホテルにチェックインした後に向かったのは、Entôの新館1階にある「ジオラウンジ」と展示室ジオルーム「Discover」へ。「Entô」は、ジオパーク拠点施設と宿泊施設の2つの機能を併せ持つホテルで、恐竜など古生物の化石と共に目の前の景色を眺めながら寛げる空間と、地球や隠岐の誕生、島前3島のことを紹介する展示室があります。展示室の模型は全て白!実際の色は自分の目と足で確認!スタイリッシュな展示で視覚的にとても分かりやすいので、ホテル内散策を兼ねてぜひ訪れてみてほしい場所です。
お楽しみの夕食も「Entô」にて。旬の食材を使った季節のコース料理で、地産地消を大切にしたここでしか味わえない料理が堪能できます。まずは、海士町の人参を使った冷製スープや本土の境港で獲れたカニを使った生春巻き、ひじきの佃煮の3種で旅の始まりを表現。
続いて海士町で獲れた鰤を燻製しシャキっとした大根やスナップエンドウと共に。石見ポークのミンチを詰めたシイタケの上にはプリプリっとした隠岐海士町の岩がき「春香」が鎮座。口の中で旨みが弾けます♪ 海士町で獲れた真鯛は飛魚だしで風味豊かな一品に。
チンゲン菜と新玉ねぎのソテーが添えられた海士町のブランド牛「隠岐牛」のサーロインは柔らかく旨みたっぷり!そのままでも美味しい一品ですが、「サラン・オキ」と呼ばれる海士町で作られている塩や、海士町の各家庭で作られている伝統的な「小醤油味噌」との味わいの変化や地元の調味料の味わいを知れるのも嬉しい。
〆のご飯には、さざえの肝入りの「さざえカレー」が登場し、歓喜♡デザートにも出雲の抹茶を使ったアイスなどが提供され、大大大満足の内容とボリュームでした。
アルコールやノンアルコールメニューが豊富なので、マリアージュも存分に楽しめます。特にデザートと一緒に楽しみたいのが「ふくぎ茶」。素敵な器で提供され、上品で優美な香りは癒し効果もバツグン!
あまりにこの香りが気に入り、この香りを手軽に楽しめたらいいのに・・・と思いながらホテルショップに立ち寄ってみたらアロマスプレーがあるではないですか!!!テスターで試し、即GET!この他にも、島根のチョコレートブランド「La chocolaterie NANAIRO」による崎みかんを使ったチョコレートなど見逃せない逸品が揃っているので、旅の思い出やお土産探しとして是非チェックを。
絵画のような景色を見ながらの朝食も素敵なラインナップ。素材の美味しさを活かした味わいで、朝からほっこり。連泊されている方も多く、メニューを変えるなどの配慮があるというのも素晴らしい。
既に恋しいこれらの風景。自然が豊かな地であるだけに、次に訪れる時はどんな表情で迎えてもらえるだろうか?今から楽しみ。日頃の喧騒を忘れてリトリートしたい方に、ぜひオススメしたい場所です。
【Entô】
所在地:島根県隠岐郡海士町福井1375-1
隠岐の観光情報はこちら≫≫≫一般社団法人隠岐ジオパーク推進機構
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次回は、菱浦港から内航船で移動し西ノ島町へ。雄大な景観を楽しみます!
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