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わざわざ食べに行きたい!絶品揃いのポーランドのオススメご当地グルメたち【女子旅:ポーランド】

まるで中世にタイムスリップしたかのような風情が残る、ポーランドの古都「クラクフ」を訪れました。美しい街並み、歴史を感じられる様々な様式の建物や調度品、美味しいご当地グルメや伝統のレース編みや可愛い食器など、女子旅にピッタリな要素がてんこ盛り!

そんなポーランド・クラクフの魅力をお伝えする【特集:女子旅ポーランド】第2弾は、ポーランドで親しまれているご当地グルメについてご紹介します。

ポーランドに訪れるまでは、どのような料理が名物なのかなど、ポーランドで親しまれているグルメについて疎かったのですが、初めて食べるお料理ばかりなのに、どれもこれも美味しくて日本人の口にものすごく合う!!!ということを知りました。ポーランドに訪れたらぜひ味わいたいご当地グルメについてご紹介します。

ポーランドで味わいたい定番スープ「ジュレック」


ポーランドでは、季節を通して美味しいスープが味わえます。特にポーランドならではのスープの代表格とも言えるのが「ジュレック」で、“ポーランドの味噌汁”とも称されるほど古くから親しまれています。

「ジュレック」は、ライ麦粉を水とハーブで発酵させたものを素に使ったスープで、クリーミーな口当たりの中に独特の酸味があり、ソーセージやゆで卵をトッピングするのが定番となっています。

パンをくり抜いた器でサーブされたり、具の入った器に自分で注ぐスタイルなど、お店によって形は様々で、口当たりもサラリとしていたり、トロッとしていたり、このお店のジュレックはどんなスタイルなのかしら?と気になってしまうほど、楽しくクセになる味わいです。

マーケットなどではライ麦を発酵させたザクヴァス(Zakwas)という液体も販売されていました!独特の酸味はもちろんですが、どうしたらこんなに複雑な旨みが出るのだろう?と不思議なほど魅力的な味わい!ぜひ味わってみて!

旨みたっぷりなチキンスープ「ロスウ」


バリエーション豊富なポーランドのスープたちの中で、もう一つご紹介したいのが「ロスウ」です。野菜とチキンで煮込まれてできた澄んだスープに、クルスキと言われる短い麺が入っているのですが、『この味わい誰もが好きだよね!』と言いたくなるくらい、口に運んだ瞬間ホッとできる味わい。

素朴でやさしいチキンスープの味わいは、旅の途中でちょっと食欲がないな、胃が疲れてしまったな・・・という時にもオススメの一品。ホントに心の底から癒されます♡

しょっぱいも甘いも楽しめる!ポーランドの餃子「ピエロギ」


ポーランドの餃子とも言える「ピエロギ」も是非味わってほしい一品。ピエロギはもっちりとした皮で肉や野菜、チーズなどさまざまな具材を包むのはもちろん、日本の餃子のように茹で・焼き・揚げと調理のバリエーションも豊富!ただ、ポン酢などのタレに漬けて食べるというスタイルではなく、チーズやサワークリームなど様々なソースでいただきます。

さらには、ブルーベリーやイチゴなどの果実が入ったものや、カスタードクリームが入った甘いものまであるんですよ!一瞬、甘い餃子?とたじろいでしまうところですが、食べてみるとこれがまた美味しいんです!ぜひお試しあれ!

街にはピエロギ専門店があったり、ピエロギの屋台がズラリと並ぶピエロギフェスティバルも開催されていたりと、まさにポーランド人に愛される国民食なのだと感じられる一品。とにかく味わいのバリエーションが豊富なので、これもまた食べ比べがしたくなる奥深さです。

ポーランドで出会った溺愛グルメ「プラツキ」


今回の旅で一番お気に入りとなったのが「プラツキ」!!!プラツキは一言でいうと“じゃがいものパンケーキ”なのですが、これがまたお店によって出てくる形や味わいがバリエーション豊富で、奥が深い!!!

すりおろしたじゃがいもと小麦粉を混ぜ焼いたパンケーキにソースをかけたもの、細切りのジャガイモのカリっとした食感楽しめるものに柔らかく煮込まれたお肉がサンドされていたりと、ここのお店はこんなスタイル!と楽しく、しかもどこで食べても美味しくて!!!

日本でも食べ慣れているジャガイモですが、なぜかヨーロッパの方で食べるジャガイモ料理って格別美味しく感じるんですよね。レストランでも人気のメニューですが、ポーランドでは家庭でもよく食べられているので、それぞれのご家庭の「プラツキ」もとっても気になって仕方がありません(笑)。それほどまでに虜になってしまったポーランドの名物料理です。

サクサクジューシーなカツレツ「コトレト・スハボヴィ」


ポーランド版のカツレツ「コトレト・スハボヴィ」は、ボリューム感ある見た目ですが、薄く肉を伸ばしてあり、外はサクサク、中はジューシーでペロリと食べれてしまう美味しさ。付け合わせのマッシュポテトとの相性バツグン!

ひき肉と雑穀入りで食べ応えありのロールキャベツ「ゴウォンプキ」


ポーランド版ロールキャベツの「ゴウォンプキ」は、豚肉のミンチに米や雑穀を混ぜたものをキャベツで包んだ一品。プチっとした雑穀の食感も相まって食べ応えも◎。こちらもお店によって様々なので、気に入ったら食べ比べてみるのも楽しいですよ。

ベーグルの元祖!?クラクフでしか食べれない「オブヴァジャネック」


今までニューヨーカーの食べ物として勝手に思い込んでいたベーグルですが、何と発祥はポーランド・クラクフってご存知でしたか?

14世紀にポーランド王カジミエシュ3世がクラクフの南にユダヤ人のための地区(現:ガジミエシュ地区)を作り、多くのユダヤ人を受け入れました。そしてポーランドに移住したユダヤ人が作り始めたリング型のパン(オブヴァジャネック)が、ベーグルの起源とも言われています。

実はこのオブヴァジャネック、ポーランドに行けばどこででも食べられるものというわけではなく、今では法律で保護され、クラクフ中心部のみ販売が許可されています。クラクフの旧市街地を歩いていたらオブヴァジャネックの屋台を見かけました。1つ50円くらいで購入でき、味はチーズ、ポピーシード、胡麻、塩などさまざま。もっちり食感で食べ応え&腹持ちもいいオブヴァジャネック、ぜひ味わってみて下さいね。

ポーランド国民に愛される揚げドーナツ「ポンチキ」


ポーランドで日常的に親しまれているおやつ的存在の「ポンチキ」は、ジャム入りの揚げドーナツ。王道の味わいは薔薇のジャムが入ったもので、さっぱりとした甘酸っぱさと上品な香りがふわり。

どこか懐かしい感じと異国の雰囲気をまとった味わいは、意外とあっさりとしいるから不思議。その秘密は生地にウォッカなどの洋酒を入れることで、香りづけのほか油の吸収を抑える働きがあるからなのだそう。

薔薇ジャムの他にもチョコレート入りなど、いろいろなフレーバーがあります。ポーランドでは1年に1度訪れる“脂の木曜日”と呼ばれる日(イースター前の四旬節直前の木曜日)に、ポンチキを食べまくるのだとか!ぜひこの“脂の木曜日”に訪れてみたいものです。

ヨハネ・パウロ2世も愛されたスイーツ「クレムフカ」


ポーランド出身の故ヨハネ・パウロ2世(第264代ローマ教皇)の好物だったと言われている「クレムフカ」は、粉糖がたっぷり振りかけられたサックリ生地のパイで、たっぷりバニラカスタードクリームをサンドしたスイーツ。

この「クレムフカ」を食べるなら、ぜひヨハネ・パウロ2世の故郷であるヴァドヴィツェ(Wadowice)に訪れたい!街中にはクレムフカを取り扱うお店がたくさんあり、クレムフカを食べながら散策を楽しんでいる方もたくさんいらっしゃいました。

厚みたっぷりのバニラカスタードクリームが目を惹き、甘くないかな、食べきれるかなと思われるかもしれませんが、これが食べてみるとペロリと平らげてしまうほど、フワフワでエアリーな口当たりのクリームが美味なんです。クラクフの旧市街地のスイーツ店でも取り扱っているところがあったので、見かけたらぜひ味わってみて下さいね。

ビール好きは要チェック!ポーランドのクラフトビール


クラクフには100軒以上のビール醸造所があり、たくさんの種類のビールがあります。ビール好きな方はクラフトビールが楽しめるレストランに訪れるのもオススメ!伝統のレース編みで有名なコニャクフ村への玄関口、高原リゾートのヴィスワでクラフトビールレストラン「ブロヴァル・ヴィスワ(Browar Wisła)」に立ち寄りました。

もともと駅舎だった場所に構える店舗には、醸造所を併設しており、熟練のビールマイスターが小麦や赤い果実を使い数種類のオリジナルクラフトビールを作っています。クラフトビールはどれも最高の美味しさ!チェシンのホークコスチュームが描かれたビールのラベルも素敵!レストランではビールの飲み比べや、ジュレックなどのご当地グルメも楽しめます。

酪農大国ならではの羊乳を使ったチーズたち


酪農大国であるポーランドにはたくさんの種類のチーズがあります。特にチェックしたいのが、ポーランド南部の山岳地方に暮らす羊飼いたちが、夏場に作る伝統的な燻製チーズ「オスツィペク(oscypek)」が、とても美味しかったです。

コニャクフ村にある牧羊センターにて、牧羊家のユゼフ・ミハウェク(Józef Michałek)さんにお話を伺ったところ、4月から10月の半年ほど羊と共に山岳地帯で過ごすそう。山では6頭分の羊毛で作られたマントを着てらっしゃるそうで、私一人では着られない重さにビックリ!バツフカという羊乳でチーズを作る場所で作られたチーズをふるまって下さったのですが、独特の模様も美しい「オスツィペク(oscypek)」は、そのまま食べるのはもちろんのこと、グリル焼きにしてクランベリージャムをつけていただくのが、特にオススメの食べ方です!

スーパーやマーケットなどでもいろいろなチーズが並んでいるので、ぜひ味わってみて下さいね。

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【ぜひ訪れてほしいオススメのお店リスト】
Gospoda Magurska 
Małastów 135, 38-307 ポーランド

Karczma Pod Wielką Solą 
Grunwaldzka 46, 32-020 Wieliczka, ポーランド

Restauracja Pod Baranem 
Świętej Gertrudy 21, 31-048 Kraków, ポーランド

Wesele 
Rynek Główny 10, 31-042 Kraków, ポーランド

・Imbirowa - Restauracja
Grunwaldzka 41A, 33-200 Dąbrowa Tarnowska, ポーランド

Galeria Cafe 
Kościelna 4, 34-100 Wadowice, ポーランド

Browar Wisła 
1 Maja 69, 43-460 Wisła, ポーランド

<取材協力>
ポーランド政府観光局
シロンスク地方観光局
マウォポルスカ地方観光局
クラクフ市

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