室町時代にタイムスリップ！？京都府・綾部の「御味噌庵織りや」でノスタルジックなランチを楽しむ

2022/12/16 2022/12/17

国内外問わず、言わずと知れた人気の観光地「京都」。京都市だけでなく、京都府にはたくさん魅力ある溢れる観光地やグルメがあります。京都駅から少し足を伸ばし、いつもと違う京都の魅力を体験してみませんか。

今回スポットを当てるのは「海の京都」「森の京都」の両方に属し、豊かな自然に包まれた京都府綾部市。京都駅からJRで１時間ほどのところに位置する綾部市は、絹織物で有名で、繊維・機械産業が盛ん！グンゼの発祥の地としても知られています。

そんな綾部市に“室町時代”をコンセプトに、古民家を再利用した「御味噌庵織りや」が2021年8月にオープン。美味しいお料理が楽しめるだけでなく、タイムスリップ気分でエモい写真も撮れると話題になっています。

訪れると、立派な土塀と茅葺の大きな古民家が目を惹き、いきなりタイムスリップ感が味わえます。

玄関を入ると土間があり雰囲気たっぷり！靴を脱いで部屋へ上がると、土壁に障子戸、欄間、和紙の照明がほのかに灯る、和の趣あふれる素敵な空間が広がります。足元に目をやると藤や椿の美しい絵が！

さらに庭に降りてみると、そこには室町時代の市場の様子が広がり、なんだか昔話の中に入り込んだような気分に。

この「織りや」を営んでいるのは亀岡市にある「ドゥリムトン村」を造ったマリーさんこと、春山眞由美さん。お父様が西陣織の職人であったこともあり、京都にある“古き良き物”がご自身のスピリットにあり、日本の古き良きものをテーマに何かやりたいと思っていたのだそう。

そこで、生まれ育った「西陣」について紐解いてみると室町時代に辿り着き、その室町時代には桃太郎、浦嶋太郎、金太郎など昔話に登場する日本の風景、日本人が思い起こす昔の風景があることに気がついたのだそう。日本人にとって“日本の昔”に思いを馳せた時、絵として浮かんでくる風景を再現されたのだから、私にとっても何だかどこかで見たことあるような思いに駆られたのかもしれません。

朴葉味噌膳 3,300円（※前日までに要予約）

そんなノスタルジックな気分に浸りながらいただきたいのが、一番人気の「朴葉味噌御膳」です。

御膳には、自家製味噌の朴葉焼き、地元の野菜を使った蒸し野菜、綾部産コシヒカリ、湯葉豆腐のすまし汁と、手の込んだお料理がずらり。甘さと香ばしさが食欲そそる朴葉味噌の美味しさはもちろんですが、蒸し野菜の美味しいこと！！！大きくカットされた人参の甘さにはビックリです。野菜だけでなくお肉もあり、食べ応えも◎