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発酵×温泉で“自分を整える”秋旅へ。軽井沢マリオットホテル「Fermenting Peace Stay」先取り体験レポート

2025年秋、軽井沢マリオットホテルでは、発酵文化と温泉の知恵をテーマにした宿泊プラン「Fermenting Peace Stay(ファーメンティング・ピース・ステイ)」が期間限定で登場します。今回はリリースに先駆けて、その内容を体験してきました。

本プランは、長寿の地として知られる長野県の発酵文化を巡るツアーや、信州の旬食材を活かした発酵ディナー、泉質の異なる温泉での入浴体験など、心身の健康を意識した滞在が特徴。また、近年では、長野県内の発酵食品産業に関わる8つの団体・企業(みそ、日本酒、ワイン、醤油、漬物、納豆、チーズ、酢)が連携し、国内外に発酵食の魅力を発信する「発酵バレーNAGANO」の取り組みも注目を集めています。そんな“発酵王国・長野”ならではの土地で、発酵の知恵に触れるステイ体験が楽しめます。

長野の発酵文化と温泉の知恵を融合した宿泊プラン

軽井沢マリオットホテル 別棟「ノースウィング」

東京からおよそ1時間で訪れることができる軽井沢。「軽井沢マリオットホテル」は、温泉付きのプレミアルームやコテージも備えた、リフレッシュステイにぴったりのホテルです。

2025年10月18日(土)、10月25日(土)、11月8日(土)、11月15日(土)の4日間限定で販売される「Fermenting Peace Stay」は、長野が育んできた発酵文化に触れられる“癒しのリトリート旅”プラン。漬物・ワイン・チーズの製造現場を巡るツアーや、信州味噌や野沢菜などを使用した発酵ディナーとNAGANO WINEのペアリングを楽しむことができます。

発酵の現場を巡る特別ツアーへ

漬物工場「やまへい」で発酵の知恵に触れる

最初に訪れたのは、小諸市の野沢菜漬メーカー「やまへい」の漬物工場。長野県を代表する野沢菜漬を手がける「やまへい」では、土づくりからこだわった100%国産野沢菜を使用し、手塩にかけて二度漬けしています。また、標高差のある畑や契約農家との連携により、通年で収穫できる体制を整えるなど、工夫を凝らした製造現場を見学。発酵の工程や食材へのこだわりを丁寧に伺う中で、漬物が“食品”という枠を超えた、長年の知恵と時間の積み重ねによる文化であることを実感しました。


工場では、看板商品である野沢菜漬の食べ比べや、社長夫人のリクエストから誕生したという「野沢菜わさび漬け」「山芋漬け」などの試食も体験。味の違いを比べてみると、それぞれの風味の個性に驚かされます。お気に入りの味を見つける楽しみもありました。

「リュードヴァン」でワインづくりの奥深さを学ぶ


続いて訪れたのは、東御市のワイナリー「Rue de Vin(リュードヴァン)」。ワインづくりが盛んなこの地域は“日本のブルゴーニュ”とも呼ばれ、広大なぶどう畑の景観はまるでフランスにトリップしたかのよう。

代表取締役の小山英明さんは、2006年にワイン用ぶどうの栽培をスタート。少しずつ畑を広げる中で参入ワイナリーも増え、市の事業として大規模なぶどう畑が造成されるまでになったそう。工場見学では、ワインがどのように造られるのかを間近で学ぶことができます。

その年の気候によってぶどうの出来が変わるため、品種のブレンド比率も毎年調整されているとのこと。まさに一期一会の味わいです。試飲では「ソーヴィニヨン・ブラン」と「ドゥー・ローブ・ヴィオレット」を堪能。ぶどう栽培からボトルになるまでの道のりに思いを馳せながら味わうひとときでした。


併設の「カフェレストラン・リュードヴァン」では、ワインを1杯300円で気軽に試飲できるコーナーもあり、豊富なラインナップの中から好みの一本を選ぶ楽しみも。

「アトリエ・ド・フロマージュ」でチーズの魅力を味わう


最後に訪れたのは、チーズ好きにはおなじみの「アトリエ・ド・フロマージュ」。国際的なチーズコンクールで数々の金賞を受賞しているチーズ工房で、職人・塩川和史さんからチーズ作りへの思いやこだわりを伺いながら、数種類のチーズを食べ比べしました。

特に印象的だったのは「ブルーチーズ」(青カビタイプ)。ミルキーさと旨味のバランスが絶妙で、発酵の奥深さを改めて実感。発酵の進み方を見極めながら、ほぼ一人で生産管理を行っているという塩川さんの職人技に感嘆!「発酵の進み方が予測できないからこそ面白い」と語る塩川さんの手によって作られるブルーチーズ、ぜひ味わってみてほしい逸品です。

併設ショップでは、気に入ったチーズやお土産を購入することもできます。お気に入りの味を見つけたら、ぜひ自宅でもゆっくり楽しんでみてください。

発酵の現場を巡る特別ツアーを通して、普段何気なく口にしている漬物やワイン、チーズが、発酵の力と作り手の手間、そして愛情によって本来の旨味を引き出されていく様子に改めて感動しました。発酵食品の奥深さをじっくり体感できる、充実の時間でした。

信州食材を活かした発酵ディナーでお腹も心も満たされる

ツアー後は、ホテル内レストランで発酵ディナーコースを堪能。信州味噌や野沢菜、チーズなど、ツアーで出会った発酵食材を中心に構成されたコースは、ひと皿ごとに長野の自然と文化を感じられる内容です。


アミューズの一品「さんまのコンフィ やまへいの野沢菜のジェノベーゼ添え」では、やまへいの野沢菜がジェノベーゼになって味わえたり、「フォアグラのテリーヌ」に添えられていたマルコメ10年熟成味噌は、このディナーでしか味わえない貴重なお味噌だったりと、スタートからテンションが上がるラインナップ!


シャンパーニュ方式で作られたスパークリングワイン「リュードヴァン ヴァン・ムスー スペシャル」とのマリアージュも抜群。


「信州サーモンのタルタルそば粉のクレープ包み アトリエ・ド・フロマージュのブルーチーズソース」では、「アトリエ・ド・フロマージュ」のブルーチーズがソースとして味わえ、絶妙な塩味と旨味が奥深さを演出。ガレットと相性の良いシードル(リンゴ酒)「ポムドール シードル シュペリウール」の味わいも芳醇な香りが見事にマッチして口福なひととき。


秋らしく、長野県らしい味覚を堪能できた「米麹ミルク入り信州産キノコのクリームスープ 舞茸のフリットと共に」は、信州産キノコの旨みと米麹の甘さとコクが深みを増すポタージュに。添えられた舞茸フリットと、舞茸としめじのデュクセルを入れることでさらに滋味深さが増し、より一層秋を感じられる味わいに。


魚料理「カサゴのアクアパッツァ セミドライアメーラトマトとリュードヴァンの白ワイン」、「橘倉酒造の日本酒グラニテ柚子風味」に続いて登場したのは、肉料理「信州プレミアム牛フィレ肉となすのミルフィーユほう葉包み ぼたんこしょう味噌風味 リュードヴァンの赤ワインソース 秋の三種の味わい(ぶどう、かぼちゃ、柿)」。

ほう葉の香りをまとった信州牛のやわらかい肉質、あっさりとしながらも噛むたびに旨みが溢れる味わいは、言わずもがなの美味しさ。メルロ、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フランの3品種がブレンドされた赤ワイン「トリオ 22」とのマリアージュも絶妙でした。

ペアリングで楽しめる「Rue de Vin」のワインの数々

レストランシェフ 梅津充博さんによる一皿一皿全てが、信州の恵みと発酵食品の旨味が活かされた味わいばかり!また、J.S.A ソムリエ エクセレンスの的場隆史さんが厳選したワインとのペアリングも絶妙で、発酵の深みを五感で感じる時間を堪能しました。

アルコールが苦手な方には、ノンアルコールバージョンでのペアリングも用意されており、ノンアルスパークリングワインのほか、リンゴ酢や甘酒を使ったカクテルなど素敵なラインナップで提供されます。

温泉と発酵トリートメントで心身をととのえる


お腹を満たされた後は、泉質の異なる温泉でゆったり入浴タイム。今回のプランで宿泊するお部屋は別棟「ノースウィング」の「温泉ビューバス付 プレミアルーム」。ツインベッドに和室、そして客室温泉が備わった贅沢な空間です。

「プラス糀 米糀ミルク」「温泉入浴指南書」 イメージ

客室の温泉は、近隣の塩沢温泉から引いたナトリウム塩化物・炭酸水素塩泉。保温効果が高く、入浴後も体の芯からポカポカと温かさが続きます。ホテルオリジナルの「温泉の入り方指南書」に沿って入ると、よりリラックス効果が感じられ、心身の緊張がふっとほどけていきました。

一方、大浴場で楽しめる「古瀬温泉」は、“美肌の湯”として知られ、角質や毛穴の汚れをやさしく洗い流してくれる泉質。しっとりと肌を包み込むような湯あたりで、湯上がり後はすべすべとした手触りに。気分やコンディションに合わせて、異なる泉質を楽しめるのも本プランの魅力です。

ホテル併設の「庵スパ」で「発酵トリートメント」お一人様:22,000円(税込) ※オプション

湯上がりには発酵ドリンクでクールダウン。さらに癒されたい方は、オプションの「発酵トリートメント」もおすすめ。このプラン限定の特別なケア体験が待っています。

翌朝のお楽しみ朝食タイムでも‟発酵活”!


翌日の朝食はブッフェスタイルで、和洋豊富なメニューの中には「信州ローカルステーション」と名付けられた味噌や漬物が並ぶコーナーも用意されています。「発酵バレーNAGANO」マークのあるお料理を積極的にチェックすれば、朝から‟発酵活”を楽しめます。

また、軽井沢に本店を構える浅野屋のパンも10種類ほど並んでいる様子にも小躍りしちゃいます。さらに、出来立てのオムレツやおにぎりを注文できるカウンター、名物のフレンチトースト、ワゴンサービスのたまごサンドやツナサンドまで、豊富なメニューが並びます。

朝食をたっぷり味わった後は、11時のチェックアウトまでお部屋でのんびり過ごしたり、再び温泉を楽しんだりと、最後までゆったりとした時間を過ごせます。

* * * * *

今回の先取り体験を通して感じたのは、発酵文化と温泉を組み合わせた滞在が、単なる癒しを超えた“ウェルネス体験”であるということ。

発酵のプロセスに触れ、美味しい食事を味わい、温泉で身体を温める。この一連の流れが自然と心を落ち着かせ、日常の慌ただしさから離れる時間を作ってくれました。

秋の軽井沢で、心と体を丁寧に整える特別な体験。「Fermenting Peace Stay」は、ウェルネス女子旅やソロリトリートにぴったりの滞在プランです。

【宿泊プラン「Fermenting Peace Stay」概要】
開催日: 2025年 10月18日(土)、10月25日(土)、11月8日(土)、11月15日(土)
料金 :大人1名、2名1室料金70,000 円~
内容 :
・温泉露天風呂付プレミアムルームまたは温泉ビューバス付プレミアルーム(39㎡)でのご宿泊
・レストランでのご夕食(本プラン限定 ワインペアリング付「発酵ディナーコース」)
・レストランでのご朝食(ブッフェスタイル)
・ワイナリーや発酵食品の製造現場を巡るツアー
・温泉アドバイザーによる温泉入浴指南書
・客室内での発酵ドリンク「プラス糀 米糀ミルク」
・庵スパでの「発酵トリートメント」(追加料金 お一人様 22,000円)
詳細・予約ページ:https://karuizawa-marriott.com/rooms/fermenting-peace/

※3日前17時までの事前予約制です。
※ご予約は2名様より、1日20名様限定で承ります。
※庵スパでの「発酵トリートメント」は1日4名限定・3日前の事前予約制です。
※上記はサービス料・消費税込みの料金です。別途、入湯税を申し受けます。

軽井沢マリオットホテル
所在地:長野県北佐久郡軽井沢町長倉4339

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